延明保育園 えんめいほいくえん

食べ物が溢れる現代社会。食べることに困らない飽食の時代だからこそ、子どもたちと一緒に「食」について考えることが大切です。 食育とは、子どもたちが自分自身で健康を守り、健全で豊かな食生活を送る能力を育むことで す。食ぺるという行為には単に栄養摂取のためだけでなく、料理に使われている食材とその味を知り喜びと感謝の気持ちを養う重要な役割があります。 味覚が決定する大切な時期に、多くの食の経験を通して味を覚え、食習慣を確立し、感謝の心を持てるような配慮が必要です。

楽しい雰囲気の中、人としての心を育む

感謝の気持ちや命の大切さを知る

保育園では、食材や料理を作ってくれた方々に感謝し、楽しく食べるということを大切にしています。食材から 「命」をもらっていること、それをおいしく料理しても らっていることを理解し、できるだけ残さずに食べて欲 しいと考えています。子どもたちが自分の健康を守り、豊かな食生活を送るための知恵を身につけることが、人生を力強く生き抜く能力につながります。
また、温かく楽しい雰囲気の中、みんなで一緒に食べたり、食事の話題を共有することで、人との関わりを広げ、 愛情や信頼感を育てます。

バランスのとれた食事

好きなものばかり食べていては栄養が偏り、生活習慣病の原因となります。子どもたちの元気で健康な身体づくりのため、主食、主菜、副菜の3つを組み合わせたバランスの良い食事を提供しています。
素材の味を生かすためにも、いりこやかつお、昆布の一番だしを使い、薄味に仕上げています。

楽しみながら学ぶ

あそびを通して楽しみながら「食」に関しての知識を得られるよう心掛けています。また、給食中に友だち同士で正しい箸の持ち方を見せ合うなど、子どもたちが興味・関心を持って覚えられるようにしています。

家族みんなで囲む食卓は心の栄養素

皆さんは家族での食事、家族とのコミュニケーションをとっていますか?「毎朝•毎晩、家族で一緒にご飯を食べる」。シンプルなことですが、続けることが難しいご家庭が多いようです。
テレビを見ながらではなく 、会話を楽しみながら笑いと癒し、安心感の中て子どもの食事の時間を満たしてあげ てください。日々の安定した食事のサイクルが心の安定感•信頼感を確かなものにします。